【Grunt】styledoccoでCSSスタイルガイドを自動作成をしてみる。
アジェンダ
- styledoccoとは?
- 導入準備
- Gruntの設定
- CSSのコメント記述方法
- 動作確認
styledoccoとは?
Node.jsを使用して、CSSのスタイルガイドを作成してくれます。
導入準備
今回はNode.jsのパッケージを使用します。当ブログでも環境構築のご紹介していますので、以下を参考にNode.jsをインストールしてください。
今回の動作環境
- OS:windows7
Gruntをインストールする。
今回styledoccoを自動化するに際に、Gruntにお世話になるので以下コマンドからGruntをインスールします。
npm install -g grunt npm install -g grunt-cli
gruntで自動化してみる。
作業フォルダの構成
今回はdocsフォルダ内のstyledoccoフォルダにスタイルガイドを作成したいと思います。
package.jsonの作成
作業ファイルだ内に、package.jsonを作成します。package.jsonには今回使用するプラグイン等を記述しておきます。
今回使用したプラグイン
- grunt-styleguide : cssコードをドキュメント出力してくれます。(今回のメイン)
- grunt-contrib-clean : 指定したフォルダ、ファイルの削除をしれくれます。
- grunt-contrib-watch : ファイルの更新等を自動感知して処理を実行してくれます。
package.json
{ "author": "Takashi Kiyota", "name": "StyleDocco", "version": "0.9.1", "devDependencies": { "grunt": "", "grunt-contrib-watch" : "", "grunt-contrib-clean" : "", "grunt-styleguide" : "" } }
Nodeパッケージをインストールします。
プラグインのインストールしてみます、黒い画面(コマンドプロンプト等)から作業ファイルまで移動し以下のコマンドを入力します。
cd C:\\作業ディレクトリに移動 npm install
正常にインストールできると、「node_modules」ファイルが作成され中にプラグインがインストールされています。
Gruntfile.jsの作成
Gruntの設定ファイルを作成します。
Gruntfile.js
module.exports = function (grunt) { 'use strict'; [ 'grunt-styleguide', 'grunt-contrib-clean', 'grunt-contrib-watch' ].forEach(function (name) { if (!/template/.test(name)) { grunt.loadNpmTasks(name); } }); grunt.initConfig({ watch: { styleguide: { //css配下のcssファイルを監視 files: ['css/**/*.css'], //cleanタスク、styleguideタスクを実行 tasks: ['clean' , 'styleguide'] } }, clean: ['docs/styledocco'], styleguide: { dist: { name: 'Style Guide', options: { framework: { name: 'styledocco' } }, files: { 'docs/styledocco': 'css/**/*.css' } } } }); grunt.registerTask('default', ['watch']); grunt.registerTask('build', ['styleguide']); };
なぜかstyledoccoの2回目以降の上書きが動作してくれなかったので、clean: ['docs/styledocco']で一旦フォルダ内をクリアして、再度出力するようにしています。
CSSのコメント記述方法
styledoccoでは、CSSファイル内でのコメント記述する際は、MarkDown方式で記述するのがルールとなっています。
sample.cssの記述例
/* # タイトル 説明文言 ``` <div class="btn-group"> <button type="button" class="btn btn-default">Left</button> </div> ``` */ .btn { display: inline-block; padding: 6px 12px; margin-bottom: 0; font-size: 14px; font-weight: bold; line-height: 1.428571429; text-align: center; white-space: nowrap; vertical-align: middle; cursor: pointer; border: 1px solid transparent; border-radius: 4px; -webkit-user-select: none; -moz-user-select: none; -ms-user-select: none; -o-user-select: none; user-select: none; }
動作確認
それでは動作を確認したいと思います。黒い画面(コマンドプロンプト)からgurnt起動をさせます。
cd C:\\作業ディレクトリに移動 grunt
起動すると、指定フォルダ内を監視してくれます。
次にsample.cssが更新されるとgurnt側がcssの更新を検知しstyleguideタスクを走らせてくれます。
「docs/styledocco」フォルダ内にドキュメントが出力されました。
出力されたドキュメントを確認する
「docs/styledocco」フォルダ内に出力されたファイルを確認してみます。
cssコード内に記入した、markdown形式のコメント等が出力されています。
まとめ
Gruntを使用して、styledoccoの自動化をためしてみました。複数人のチームでデザイン・マークアップ作業する際、チーム内のスタイルガイドラインの共有が簡単に行えて便利ですね!